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宴のあと VOL.8 – NO.577

2020東京オリンピックが先週開催されて丁度一週間が過ぎた。今回の大会はコロナ禍のもと行われ、記憶に残る大会として歴史に刻まれるだろう。

昭和15年に予定されていた幻のオリンピック(第12回)は日中戦争の拡大で中止となってしまった。中止された大会は、記憶・記録には残らない。今回、開催について問題は色々とあったが、女子ソフトボールの上野選手の力投、サッカー男子の初戦 南アフリカ戦の勝利に心躍らせた。これから後半戦・パラリンピックと祭典は続く。コロナ休戦の感がしている。しかし休戦後の時は必ず来る。

 

上野選手の力投

南アフリカ戦(勝利)

三島由紀夫

白金台(般若苑)

 

「雪後庵は起伏の多い小石川界隈の高台にあって・・・」の書き出しで始まる、作家 三島由紀夫 氏の「宴のあと」は昭和35年「中央公論」に連載された。日本初のプライバシー裁判として有名だが、内容は選挙を必死で戦い、それが終わった後の人間の感情の変化を描いた作品です。大きな仕掛けの終わった後には必ず反作用というか?それ以前とは違う世界の到来が必然という事になるだろう。

 

 

中止となった東京オリンピック

 

幻のオリンピックの後、昭和15年。日本は神武天皇即位から2600年(皇紀)と言われ、日本中がこの大祝賀に沸き上がった一大イベントがあった。

 

 

紀元2600年

神武天皇

 

この紀元2600年祝賀が終わった後、時の政府の出したスローガンは「祝ひは終わった!!さあ働かう!!」として、大東亜戦争に突入していったと歴史は教えている。

 

さあ!働かう!!(文話)

 

あと1ヶ月でパラリンピックも終わる。コロナとの戦いは今年いっぱい続くと思うが、明年春頃にはワクチン効果で終息感がでてくると思われる。その時の社会は、どう変化しているであろうか?

 

物理の事は難しくて解らんが、社会も何か?動きが生じると反対の方向に力が作用するという事となるだろう。(反作用)

されば補助金をもらった後は取られるか?

 

 

 

 

 

        記 ダボ・イトウ

 

 

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