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京都雑感(Ⅰ)

8月11日12日と、夏休みを利用して京都に行って来た。

暑い日の連続で、旅行と言うより仕事より大変な修行の様な2日間であった。

 

京都駅を降りたのが、8:50分であったが、もう気温は30℃を超えていた。

「お盆休みと言うことを忘れずに」

と、前回のブログで書いた本人ですので、伊藤家の宗旨真宗大谷派の本山東本願寺本廟まで歩いて行ってお参りして来た。

 

八朔神社のブログ(http://www.daiichi-printing.com/blog/08/1392/)で書いた様、神道の日本が仏教を取り入れた柔軟性と同じく、東本願寺の入口に手水舎の様な場所が有って、皆が手を清めていた。

 

今回の旅行の第一目的は、川床料理を楽しむと言うことであったが、食事は夜なので、その前に嵐山に行って来た。

大勢の観光客で、何処も彼処も人、人、人であった。

人の話し声を聞いていて気付いた事は、日本人より中国・韓国の旅行社の方が多いと感じる程、外国語が飛び変わっていると言う日本の観光地の現状であった。

よくニュースでこの話題が出ているが、よく知らない自分に気付いた。

静岡は今回、世界遺産に富士山が登録され、活気づいているが、今まで外国人観光客誘致に本腰を入れていただろうか?

又、今後富士山を目玉にして、観光立県を目指すなら、静岡人の意識改革が早急の仕事であり、他県にだいぶ遅れている事を認識すべきと感じた。

 

夜は、貴船川の川床料理を食べに行った。

観光用の料理かと思っていたが、なかなかの味で流石京懐石と満足した。

鮎の塩焼をたで酢を付けて食した事を、帰宅して二女の「鮎チャン」に話をしたら、「私を食べちゃったのね」と一寸悲し気だった。

 

貴船川の清流の上の床は涼しく、なかなかの風情であった。

翌朝、相変わらず早く起きて(AM5:00頃)鴨川まで散歩に行って来た。

鴨川と加茂川はどう違うのかを考えていたが、解らなかった。(後でネットで調べてみよう)

 

散歩していて、池田屋旅館跡との石碑があって、寺田屋事件、伏見屋騒動と言う歴史を思い出したが、内容をよく知らない自分の軽薄にもう少し勉強しなければと感じた。

鴨川の遊歩道を歩いて、川岸の納涼床を見て、貴船と先斗町とどちらが良いかわからなかったが、朝の鴨川の匂いの臭さに驚いた。

昨晩の清涼感から一転して、幻滅を感じた。

静岡の安倍川にはこの匂いはない。

先程、静岡の観光誘致の欠点を書いたが、安倍川の清流は誇るべき財産である。

 

人の人生と同じ様、

「良い処は伸ばし、欠点は直す」

と言うことを感じさせられた旅行であった。

 

      記 ダボ・イトウ

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