諺に
「禍福はあざなえる縄の如し」
と言う言葉がある。
「幸せの病気」と言うブログの時ではないが、「人生は、上り坂、下り坂、まさか」の三つがあると書いた。
良い事、順調と思えば、悪い事、不運が交互に来る。
景気の循環と同じだ。
好況の後には不況、高金利の後には低金利。
当たり前の話であるが、それが何時来るか解らない。
地震の発生や、富士山の噴火の様だ。
この循環を一日で味わえる遊びが、ゴルフだ。
一日で人生の浮き沈みを体験出来る。
好調は続かないし、ラッキーも出る。
このゴルフの友達にK君が居る。
高校一年生の時、知り合った。
もう45年以上の付合いだ。
今、旅行でザルツブルグ音楽祭を聴きに行っている。
オーストリアに居る彼に
「旅行は楽しいか?」
と言うメールを送ったら、
「一人だから楽しいわけないだろ」
と一言であった。
45年来、こんな調子だ。
無愛想の所は高校時代から変わらない。
別に「旅行に一緒に行こう」と誘われたわけでもない。
誘われても多分行かなかったと思う。
何故なら、モーツァルトより藤圭子の方が好きだ。
そんな彼と仲良くなったのは、高校一年生の時、僕がバスケットの練習で左足首にヒビが入り、ギブスをしていて、彼が自転車に乗せてくれた(乗せろと命令した)縁で、半世紀付合っている。
足をケガした事が縁となったが、足のケガは偶然だったのか?
必然だっただろうか?
今、ライン友達が出来ている。
偶然なのか、必然なのか?
ディポットにゴルフのボールが入った。
偶然なのか、必然なのか解らないが、そこにボールが入った事は現実である。
友達が出来た事は、偶然なのか?
必然なのか?
記 ダボ・イトウ