日曜日、静岡カントリー島田ゴルフコースで、シニア月例競技会が有った。
成績の話ではありません。
15番、ロングホールでの出来事。
一緒にラウンドしていたKさんの第2打目。
Kさんの前、約50ヤードぐらいの処にカラスが居た。
ロングホールの第2打目なので、Kさんの5番ウッドの飛距離なら、190ヤードぐらい飛ばす。
左足下がりの傾斜だったので、球が低く出て、カラスを直撃した。
カラスは1〜2歩、飛び上がって倒れ、そのまま動かなく、死んでしまった。
同伴競技者のMさんが、カラスの体をさすってあげたが、即死なのか?全く動かなかった。
Mさんが、コース内からカート道の外に運んで、木の下に寝かしてあげた。
上の写真は、7月31日付の記事で、TPPの日米が牛肉73万トンで発動、と言う見出しで調整が行われていると言う内容が書いてあった。
(8月2日付の記事では、合意に至らずとの事で、甘利大臣の強く憤ったコメントが載っていた。)
TPPの政治の話ではない。
7月31日付の新聞を読んだ時、73万tについて、考えてみた。
昨年の9月だったと思うが、このブログの中で、「数学」(http://www.daiichi-printing.com/blog/09/1987/)と言う、タイトルで「数学×思考=ざっくりと」と言う竹内薫氏の本の事を書かせて戴いた。
73万tを考える為に、インターネットで「牛」を検索して調べてみた。
体重500kgの牛からは精肉で約200kg、大きな1000kgの牛では精肉400kgとれると言う。
73万tが精肉だけなのか、他の部位も含めるのかわからないが、73万tは、730,000,000kgである。
それを精肉だけと考え、平均体重を750kgとした時、1頭からとれる精肉は300kgと言う事になる。
730,000,000kgを300kgで割ると、約240万頭と言う計算になるが、果たして合っているだろうか?
(これが竹内流「ざっくり」)
牛肉を調べていって、日本人の好む霜降り肉を育てる時、高カロリー飼料を与える。
これは僕でもわかる。
この先の記事を調べていって、驚く事が有った。
脂肪を付ける事が目的なので、脂肪を燃焼させるビタミンAを制限するそうだ。
それが、極端にしてしまうと、牛は失明してしまうそうだ。
僕は、この飼育の事を調べずして、国産牛だ、仙台牛だ、とか言っている。
「いただきます」の言葉に、本当の感謝を込めなければならない。
業(ごう)は、人のふるまいの「因」となり、未来の「果」となる。
カラスを抱き上げたMさんの所業に敬服する。
カラスを掴めなかった自分をもう一度考えてみた。
(でもやっぱり掴めないな〜)
記 ダボ・イトウ
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