「暑い、暑い」と気持ちがそちらばかりにいっているので、ブログを書く事が遅くなってしまった。
お盆休み(11日〜15日)の間は、会社は閉まっていたが、営業のYさんが休みにも拘らずお客様の出荷要請が有ったので会社に来て、荷物を出してくれた。
その時、会社の入口に『百合が咲いて綺麗です』と画像を送ってくれた。
会社の入口の門柱の横で、此処はアスファルトが敷いてあり、本来は草木は生えない。
アスファルトの割れ目に鳥が運んで来たのか?本当に綺麗に咲いた。
丁度、この休みは旅行をしていたので、仕事が始まった16日に来てみると、百合はもう萎んでしまっていた。
時間とは、物の変化を見る尺度と、このブログで記した事が有るが、(リンクを貼ろうと思ったが、何時だったか?過去のブログを探したが解らなかった)
綺麗な時は、一瞬であり、又、人に見られずして衰えてしまう事も、無くなって(亡くなって)しまうことも多いものだと思った。
この百合は、僅か3日程の美しさだった。
でも、アスファルトの割れ目から綺麗な姿をみせる生命力は素晴らしい。
会社は35年前にアスファルトを敷地全面に敷いた。
その後、一年程経った後に細くひょろひょろと1本の木が出て来た。
漫談師綾小路きみまろ氏ではないが、
「あれから35年」
下の写真を見て下さい。
アスファルトの隙間から細く出て来た木は、こんなに太く、大きくなった。
先程の百合は数日足らずして衰えてしまったが、この工場の敷地に生えた木は、未だ未だ大きく成長している。
(原木名は江戸時代に中国より渡来した「ナンキンハゼ」と言うそうだ。)
成長の度合いが早いと言う事は、木自体の質はあまり硬くなく、枝を落とす時、ノコギリで簡単に切れる。
この「ナンキンハゼ」もやがては衰えるだろうが、今、現在は多くの葉を付けている。
「百合」も「ナンキンハゼ」もどちらもアスファルトから出て来た。
創業65年の会社は、「百合」の様に綺麗な時は過ぎてしまったのか?
未だ未だ「ナンキンハゼ」の様に成長の途中なのか。
『アスファルト 割って出て来る花もある』
記 ダボ・イトウ