「辛い恋なら〜 ネオンの海に〜 ヘッドライトに〜♪」
と歌ったのはフランク永井であった。
響きのある低音で歌った歌手を、近頃の若者に聞いても全く知らない。
この歌のタイトルは、「夜霧の第2国道」だが、高速道路もバイパスも未整備の時代の歌なので(確か昭和33年頃)60年以上前の歌では知らないのは当然だ!
知っている僕は全く爺さんである。
(当年とって66才。10月で67才になる。)
今朝は寝坊した。
昨日、夜中(PM11:30頃)に起きた。
つまり、僕の言葉で言うと「年内起床」である。
(本当は(本日起床)であるが、通常の人は1日に一度しか起床しないので、「年内立春」の言葉を使って独自に「年内起床」と表現している。)
下の娘が、「父さんの人生は「おはよう」が一日2度あるから、人の倍生きているね〜」と常に言う。
それは兎に角、夜中に本を読んでいたので、朝起きれなかった。
(この本は自分の性格「斜に見る」 http://www.daiichi-printing.com/blog/07/5043/に合っていて、読み過ぎた。)
普通ならAM4:30頃には、家を出る。
今までは、朝出る時も車のライトを点灯しなかったが、今朝は、AM5:00でもヘッドライトと駐車場の蛍光灯が必要であった。
日が出ていないので、つまり、「夜明け前」である。
考えてみれば、夏至からもう2ヶ月も経っている。
日の出が遅くなるのは当然だ。
「夜明け前」と言うと、島崎藤村の書いた小説「木曽路は全て山の中である」の書き出しを思い出す。
「夜明け前」は暗い。
明るくなるのはもう少し後だ。
「破壊」の小説も、ポジティブに考えれば、「後少しで時代は拓ける」
ネガティブに考えれば「今の時代は未だ暗い」と言うことだろうか?
最近、印刷業界はデジタル化の波にさらされ、苦戦が続いている。
今現在、業界は暗いのである。
でも「夜明け前」とポジティブに考えれば、もう少しで明るくなるのだ。
「朝の来ない夜はない」のである。
もう少しで明るい発展する業界(業態変革は必要だが)が来るのだ!
坂本龍馬が言ったとされている。
「日本の夜明けぜよ!」
ダボ・イトウが言ってみたい。
「性春の夜明けだぜ!」
「夜霧の第2国道」をカラオケで歌う老人としてはポジティブな発言だ。
この「カラオケ一番」にはこの曲は入っていない。
記 ダボ・イトウ