ブログ「シャワートイレ」(https://www.daiichi-printing.com/blog/12/11300/)
を記した事がある。
ウクライナの人々は寒さに耐え、食料品の欠乏に耐え、命の危険にさらされながら、不自由の中で戦っている。
この先の結末は、現在予想がつかないが、双方にとって将来の負担になる事は間違いないだろう。
この時のブログの内容は、日本人は豊かになって、温水シャワーでトイレの後、洗うし、ペーパーも豊富に使える。
良い環境は、絶対の「良」である。
時代が進むにつれ、環境は良くなり、後退はない。
僕等が子供の頃は、役所は「半ドン」と言って、土曜日は午後休みであったが、民間企業は定時は5時であった。
「ドン」の意味はドンタクから来ていて、オランダ語の休日「ドンターク」。
そのうちに、零細企業の僕等も土曜日が半日仕事になり、隔週土曜日休みになり、法定休日と共に休日は増え、環境は良くなってきている。
2024年問題が、運送業界で悩みの種と「無双みっちゃん」から教えて貰った。
年間時間外労働の上限が960時間の適用である。
一般企業では720時間で、遅からず運送業界も同水準となる。
その昔、運送業界で、長時間労働して家を建てたり、夢の開業資金を貯めたりする(又、出来る)人が沢山居たが、近頃ではこの話はあまり聞かない。
むしろ、長時間労働で稼げなくなってしまった産業と言うことである。
そして又、時間外労働の制限はドライバーの確保や待遇の向上になるのであろうか。
概算予算案の要求額が114兆円とのニュースが流れていた。
施策は毎年毎年、良い国造りの為には、より多くのお金が必要となる。
学費無償化や、学校給食の無料化、外国人の保険適用等、何一つ要求して悪いものはない。(あるかもしれんが、それはわからん)
予算要求が、毎年膨れ上がるのは当然である。
前々回でのブログ「ビフォア(before)アフター(after)」(https://www.daiichi-printing.com/blog/09/12152/)
で、記した様に、ダボは脂肪腫の切除の為に入院していた。
病院のトイレ、洗面所ではペーパータオルが備え付けられ、自前のタオルの必要が無かった。
何でも、便利、快適、清潔になる時代である。
しかし、全て経費が掛かる。
一度、豊かになると昔の環境には戻れない。
古今東西、栄華を極めた国の衰退は、これが原因である。
良い国造りを行えば、それに見合った税収が必要であるが、近頃の日本経済は難しい局面にさらされている。
バブル期の成長は夢物語でしかない。
スペインだって、ポルトガルだって、イギリスだって、豊かになって、国力が落ちてゆく。
ポピュリズムを唱わないと当選できない選挙を作っているのは、一人一人の国民である。
豊かさを求める事は、租税に耐える事か?
租税回避の為、豊かさを我慢するかである。
両方が嫌なら毎年の2ケタの成長率を維持する事である。
記 ダボ・イトウ