高校時代の同級生の母親が亡くなって、一昨日お通夜に行った。
同級生とは小さい時、家が近隣だったので、亡くなった母親もよく知っている。
でも、通夜に行って初めて、もう40年以上も会っていなかった事に気付いた。
少し、人の関係の距離が遠のくと、あっと言う間に月日が経ってしまう。
永遠の別れは、この最たる悲しい事だ。
この同級生の彼は、永く役所に勤めていて、一昨年60才を迎え、定年退職をした。
最後の一年は部長職に有り、個室でなかなかの地位であった。
役所勤めは忍耐が必要である。
思い付きやヒラメキで仕事を急変させたり、勝手して動かしたりする事は出来ない。
勤め上げた彼に拍手。
そして、彼のお母さんはそれを見てから、終焉を迎えられた事は幸せなことであったと思う。
幼稚園の頃、彼のお母さんが
「ヒトシく〜ん」
と呼んだ声が聞こえる。
昨日、役所から差し押さえの手紙が来た。
延滞税の未納に対する処理と言う。
この件については、色々と複雑な事情が有り、本税は完納である。
それまでの役所との顛末については、書く事を控えるが、
役所が他人の銀行口座を無断で問い合わせたり、強権的な物言いが有ったので、多少ムカついてトラブルとなっている。
督促状が来た時、その部門の課長宛に文章で延滞金についての、こちらの見解を提出した。
当然の如く、話が有ると思っていたが、いきなりの差し押さえ状であった。
時代は常に変わって行く。
この課長も時代に添った処理をして欲しかった。
役所の制度は個人の仕方や方法では変えられない事は解るが、一寸運用の仕方や対処の仕方は自由裁量である。
これをしない人が課長になることが制度なら、僕は課長にはなれない。
所詮、儲からない中小企業のオヤジだ!
記 ダボ・イトウ