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自助

大正12年(1923年)の9月1日に、マグニチュード7.9の大地震が起こった。

いわゆる関東大震災である。

午前11時58分。

丁度昼前で炊事の火が元で大火災の発生をもたらせ、10万5000人余の人が死亡したと言われている。

平成18年に亡くなった母親(大正元年生まれ)は当時7才で、早稲田鶴巻町に住んでいて、下町の空が真っ赤に燃え上がっていたと言う事をよく話してくれた。

 

家の中に居ると危ないと言って、竹林の中に逃げたとも話してくれた。

当時は未だ早稲田にも竹林が残っていたと言う事だ。

 

大杉栄、甘粕大尉と名前を出しても、今の若い人は知らない。

僕達の世代(60歳台)だって、大震災の話は聞いた話で、実感は全くない。

その日を防災の日として(今年は8月31日)忘れない様にしている。

 

広島でも土石流が起き、多くの人が亡くなった。

被害を最小限にするには、先ず、「自助」である。

生き残れば、「共助」「公助」にもすがれるが、先ず優先は「自助」である。

日頃から家具の転倒防止や、食料、水の備蓄、火の始末などは心掛けてゆきたいものだ。

 

本年度、会社の行動指針は『自助力』とし、

自らが自らを鍛えよ

と言う意味で進んでいる。

 

今年もあと4ヶ月を切った。

『求めよ!さらば与えられん!!』

この精神で頑張ろう!

 

あの人が言った。

「私より先に死なないで!」

「ウルセー!!」

      記 ダボ・イトウ

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