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能登雑感Ⅲ(神秘)

能登旅行の2日目は、和倉温泉でレンタカーを借りて、能登半島を1周して輪島に入る予定を組んだ。

前回の古民家ミュージアムの話は、この途中の禄剛崎灯台の処の話でした。

この少し手前に、泊ってみたい日本100選の宿に選ばれている『ランプの宿』が有る。

ここは青の洞窟と言う海岸の洞穴に行く事の出来る処で、パワースポットと呼ばれている。

海岸はとても美しく、何となく神秘的なロケーションであるので、パワースポットだと言われると信じる気になる。

土産物店では単なる石にイラストを書いて500円以上していた。

 

海岸の美しさを見ていると、何か不思議なパワーを感じられて、魅せられてしまった。

 

そこから少し車で走ると、揚げ浜式塩田に到着した。

ここでは、桶で汲み上げた海水と揚水ポンプで汲み上げて撒いた塩の味が違うと言う話で、価格も1.5倍程高かった。

(なめてみたが、その違いは解らなかった。)

 

そして輪島のホテルに到着。

 

夜、運転で疲れていたので、部屋にマッサージ師さんを頼んだ。

話はここから佳境に入る。

 

マッサージ師さんの名前は、平井米蔵氏。

(あえて名前を書きます。)

40分の施術が終わった時、

「お客さん、左手があがらんでしょ?」

と言ってきた。

何の話もしない40分だったのに、終わったと同時にこの話。

「10年前に脳梗塞を発症してから左手は伸びません」

と言ったが、平井氏はそんな事を聞くでもなく、左肩甲骨のある一点を押さえ、

「腕を振って」

と強く言われ、2分程腕を振っていたら、あら不思議。

10年間伸びなかった左手が、真直ぐ上がる様になって『ビックリ!』

平井氏の施術後、腕が上がります

常々、「期待せず、諦めず」と言うのが、僕の信条ですが、

「あら不思議」

10年伸びない左手が伸びた。

 

「平井さん」から『平井先生』へ呼び名が変わった。

冬には平井さんに膝を治してもらおう!!

 

       記 ダボ・イトウ

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