9月1日午後、東京五輪の公式エンブレムがベルギーの劇場のデザインと似通っているとか、色々な指摘が出て来て、組織委員会が使用中止と判断した。
中止判断が遅すぎた、と言う人も、このまま変更しないで方針通り進めるべき、と言う人と、色々な意見が有る。
どちらも言い分には理が有り、難しいが、どちらにしても今後に禍が残る事は事実であろう。
8月30日。
大雨であった。
この日は静岡カントリー島田コースで精励会と言うコンペの日であった。
大雨で一寸プレーするには、無理な感じがした。
エントリーは70名程されていたが、コースに来てほとんどのメンバーがキャンセルをした。
クラブ側がコンペを中止と判断すれば、それで終りだが、最初の1組がスタートしてしまったので、中止と言えない状況だが、雨は段々と激しくなり、
「次の組はスタートを遅らせます。久らく食堂で待機してください」
と、支配人の話で何人かが残った。
それでも待っている人の中からも中止を決める人が出て、1時間半遅らせて雨の中を19名がスタートした。
ハーフを終えて、昼食時には皆、合羽の下まで「びしょ濡れ」。
後半スタート時には雨が止み、「これでもう大丈夫」と、皆合羽を脱いでプレーを始めたが、2ホールも廻った処で又、大雨。
又、合羽を着た。
最悪のゴルフでした。
「大本営発表 帝国陸海軍は本日未明 西太平洋上に於いて 米英と戦争状態に入れり」
と74年前に戦争を始めた。
あの当時、何故「止めよう」と言う人が居なかったのであろう。
完璧までに焦土とされ、降伏した後で、反省して、
「何故、正確な判断が出来なかったのであろう」
2013年4月のブログ「決断」(http://www.daiichi-printing.com/blog/04/1196/)では、前日の晴天のうちに花見の宴の中止を決めた。
この中止の判断は正しかった。
翌日は、春の暴風で中止の判断は正しかったと、皆に決断の早さを褒められた。
今日は本当はゴルフの予定でした。
2ヶ月も前から決めてあり、とても楽しみにしていた。
月曜日の朝、大雨が降っていて、木曜日の予想では雨の確率が60%だったので、「止めましょうか」と言う話になり、早々に今日のゴルフの中止を決めた。
ツーサムゴルフで涼しくて雄大な朝霧ジャンボリーでの企画でしたが、中止となり、凄く残念至極。
花見の時の中止の決断は良かったが、今回の中止の決断は早すぎた。
戦争の中止の判断は早すぎると言うことはない。
大雨のコンペ中止も、エンブレム中止の判断も、早い程良い。
ツーサムゴルフ。
最終判断が早すぎた。
未練が残った。
記 ダボ・イトウ
One thought on “中止”