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変化しないもの

今月もあと、今日を入れて3日で終わる。

休日も多かったので、稼働日が少なく、仕事量が少ない分だけ売り上げが達成出来ない。

例年だと、9月に入ると包装資材の需要は増えてくる筈なのに、ここ数年はそんな事は無くなった。

時代は変わったと言う事であろう。

潮目が変る。

時間が経てば必ず変化は起る。

当り前の事だ。

 

今日は今から恵那に行く。

3年前まで、静岡の地で、某企業の所長で永い付合いをしていたが、早期退職して故郷の恵那に帰った友達からの誘いである。

彼は僕より3つ若いので、丁度60才だ。

バリバリの営業マンでしたが、母親との生活を大切にしたいと、帰郷した。

それまで永く勤務したサラリーマン生活から変り、晴耕雨読の生活に変った。

(読んでいるのは、文学ではなく見る写真集の様だ)

彼の付合っていた美人のTさんも又、故郷の高知に帰った。

彼女も両親の面倒を見る為、故郷で生活スタイルを一変した。

郷土のマラソンで優勝したと便りがあった。

何でも潮目が変った時が、物事を変えていく。

でも、変らないもの。

それは付合いだ。

 

彼が明日の恵那カントリーのコンペに誘ってくれた。

Tさんは高知を案内すると言う便りと名産の柚子ポン酢を送ってくれた。

有機質の付合いはうれしい。

そして変化しない。

無機質の、変化したらそれで終りなんて、潮目が変ってポイントから外れていくサンマの様だ。

秋の味覚、サンマは好きだ!

が、脂の落ちたサンマは不味い。

 

 

        記 ダボ・イトウ

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