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野(や) VOL.4 – NO.335

一昨日(9月26日)、ホテルセンチュリー静岡に於いて、「ものづくり企業技術交流フェア」が開催された。

弊社も会場の一部にブースを作り、「かみ缶®︎」「ムーブコンテンツ®︎」「シズボリ」「凄技」等、紹介させて戴いた。

展示会はこの日は1日でしたが、再来月の11月と暮れの12月には東京ビックサイトで合計6日間の出展が決まっている。

少しでも弊社の持っている特徴を広く知らしめ、業績向上に成果を上げ、生き残りを計る事をみて活動している。

今回の出展には県内企業86社が参加して、地域経済の活性を計るべく、盛況であった。

来場者も興味津々で、各ブースを廻り、情報収集に余念がなく「皆、前向きで希望を持っているなぁ」と感じた。

弊社ブースにも、若いデザイナーの方が二人、今企画している食品に「かみ缶®︎」を採用してみたいとの相談を受け、早速サンプルを用意する運びとなった。

 

展示会と共に、講演会もセットされていて、『下町ボブスレープロジェクトを語る』というテーマで細貝淳一氏と、『デザインマネジメントで企業価値を高める』というテーマで田子學氏の講演が有った。

下町ボブスレーの話は、大田区の町工場の挑戦は度々テレビ等で紹介されて知っていたが、ゼネラルマネージャー細貝氏の話を聞いて、「仕掛けの大きさ」「夢への挑戦」など各企業をまとめる統制力に敬服した。

第二部の田子氏の講演。

「デザインマネジメント」と言うテーマであったので、印刷会社として身近なテーマで勉強になるだろうと聞いていた。

その中では、単に意匠の話ではなく、コンセプトメイキングは元より、プロダクトアウトまでの一貫した話をお聞きして、やはり両者共、若いエネルギッシュな行動と、時代の変化を再認識した。

特に田子氏が話した、アルビントフラーの提唱した35年前の「第三の波」が現実の今の社会で起こっている事を話され、「なる程、時は既に35年過ぎたんだ!」と感じ、35年前の自分は未だ30才で子供も小さく、下半身が強くてパワーが有ったような気がして、今の自分と較べてみた。

田子氏の言った言葉の中で、「好奇心、情熱」と言う言葉は、自分もよく使っているが、彼はもう一つの言葉を言った。

それは『野心』と言う言葉だった。

それこそコンピューターゲームの黎明期に遊んだ事のある「信長の野望」、ワールドカップアジア選手権3位決定戦で決勝点を上げた岡野選手のニックネーム「野人」を想い出し、この彼の言った「野心」の言葉は若いパワーが有り、パワーが無くなっている今の自分に気付かされた。

野心」とはやはり分不相応な考えや、実現が難しいと思われる領域に道を求めると言う事であろうか?

この「野心」と言う言葉を聞いて、自分の考えている領域が小さくなっていないか?

第3の波の後には、第4の波が来るのだ!

年を取った!年寄り!なんて言ってはいられない!!

前々回のブログ「下半身」( http://www.daiichi-printing.com/blog/09/4328/)で書いた様に、今僕は下半身を鍛え直しているのだ!

分相応なんて域を脱して、再び「野獣」を目指して、生まれ変わる覚悟の今日の思いです。

 

 

 

          記 ダボ・イトウ

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