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設備投資 VOL.8 – NO.583

壊れたセンサー(投光部)

オフセット印刷機の紙搬送時、2枚出し防止センサーの投光側が壊れた。投光部と受光部が有り、投光側の電源が入らなくなって、修繕という事でメーカーに問い合わせたが、部品の供給が終わっているので、対処できませんと言われた。

オフセット菊全4c機

「寿命ですから機械を買い替えてください」と機械メーカーのサービス部門の対応である。現在、このクラスの機械を購入すると5~6億円かかる。年間売上の2~3年分の費用だ。オフセット印刷機はアナログ機械の頂点を極めるような作りをしている。皆さまが印刷物を通常目にしている時、人間の目は少しの色ずれも判断するし、微妙な色彩の変化も判断する。

オフセット印刷機は何億と言う機械を設置しても、技術者の方が居ないと稼働できない。近頃はコンピューターの発達で、小学生の皆様もプリンターを上手に使い、簡単に印刷物を作ってしまうが、大量の印刷物を現時点で安く製造するには、この様なアナログ(一部はデジタル化されているが)機械が必要となる。従って紙媒体が減っていく現状ではなかなか設備投資ができない。その為、なるべく経費の掛からない投資となる。そんな訳で会社の中には「5Sは第一印刷の設備投資だ」というスローガンが貼ってある。

 

整理・整頓・清掃・清潔・躾

 

15年前のスローガン

つまり、経費を掛けないで出来る事ということなので、このスローガンを立てた。(もう15年以上前になる)
経費を掛けることを嫌がっているのではなく、経費を掛けなくてもできる事はやろうというスタイルである。

 

これともう一つ気を付けていることは「言葉遣い」だ。丁寧な話し方は、相手に嫌な思いをさせない。同僚同志を呼び合う時は「〇〇さん」「〇〇君」という様にして「名字」での呼び捨ては厳禁である。どんなに相手に感情を持っていても、呼び捨ては周りの者まで不愉快にさせる。

総裁選不出馬の菅総理

 

今月3日。菅総理が自民党総裁選不出馬を決めた。ネット等の書き込み等では「菅」と呼び捨てにした書き込みが散見する。見て(読んで)いて気が悪い。評価の判断は人それぞれで良いが、なぜ「菅総理大臣お疲れ様でした。大変でした。」と声を掛けられないのだろうか。

 

 

 

        記 ダボ・イトウ

 

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