このブログで8月30日に「制度」(http://www.daiichi-printing.com/blog/08/1432/)で、
静岡県の小学生、国語Aの成績が全国最下位となり、川勝知事が下位校の校長名を発表する、教育長がそれを反対する、という一悶着が有ったと書いた。
結果は、知事が上位校の校長名を発表し、教育委員会が対策とした制度を検討していると言う事が、此の頃の動きである。
昨日TVを見ていたら、成績が一番良かった秋田県に、関係者の訪問が頻繁に行われているとの事であった。
どこの件の関係者も上位を目指して競争している。
8月30日のブログを書いた自分を思い出してる。
「県の定例会で、この成績に関しての話は出なかった」
「何故、議論しなかったであろう?」
この時の教育委員会の定例会の出席者は問題にしていなかった現実である。
この現実に川勝知事が問題視して、今日に至っている。
この時の教育関係者の考えの中に、競争を激化させて、弱者が生まれる事の非を考えているのではなかろうか?
確かに、弱者が多く生まれ、強者(弱者と言う言葉を使ったので、この字を使ったが、強いと言う意味はなく、余裕を少し持った者と考えて戴きたい)が、一人占めする社会は文明的とは言えない。
然しながら、秋田県に大勢の人が集って、その教育方法を学ぶと言う事は、何処かの県の人も上位を目指していると言う事に他ならない。
競争を恐れてはいけない。
競争する事で、向上、発展が生まれる。
この競争を問題にして、変な平等感が日本を覆い、活力がなくなった。
先富論ではないが、出来る人はもっと上を目指せ、そして、弱者を助ける事が当たり前と言う思想を作って、中国社会と一味違う日本を作るのだ!!
活力を発展なくしては、世界の国は待ってくれないぞ!!
他人より、他県より、他国より強く勝ち残るのだ。
そして、弱者にやさしい社会を目指す。
「人は他人に対して責任がある」
この言葉も好きな言葉だ!
記 ダボ・イトウ