昨日、目がさめた。
二女の鮎ちゃんが、テーブルの前に居た。
「おはよう〜!」と言ったら、
「トーサン、まだ今日だよ〜」と言ったので、時計を見ると、『23:40』だった。
寝るのが早いので、その日の内に2度起きることはしばしばだ。
これを「年内立春」と言う。
子供の受験の時などは、僕が出社する時が子供達の寝る時間であった。
あれからもう15年も経っているが、やはり僕の生活スタイルは朝型(?)である。
普段は、そのまま又寝てしまうが、たまたま娘と話をしないと、と思い、
「何をしてるんだ?」
とテーブルに居る娘に聞いた処、今流行りの輪ゴムブレスレットを作っているとの事で、寝ぼけ眼でブレスレットを見て、眠気が醒めた。
面白い。
何が面白いかって、単なる輪ゴムとフォークだけで作ってしまう。
世界中で、今まで何十年と輪ゴムと使っているが、輪ゴムを編込むなんて発想をした人が居る事が面白い。
人間の発想は限りなく広がる。
そしてゴムはシリコン輪ゴムだそうだ。
シリコン輪ゴムはすべりが良くて、髪の毛を留めた時など、ひっかからないそうだ。
何でも、簡単な事の様でも、工夫と進歩が有る。
僕は、いつも皆に
「真砂の砂は尽きぬとも、世に盗人の種は尽きまじ」
の後に、『アイディア』を追加しようと言っている。
正しくアイディアは尽きない。
そして輪ゴムドレスと言うワードで、検索すると、何と、2700万円で落札された記事が載っている。
簡単な様で素晴らしいアイディアと、世界中の人にオークション出来るインターネットの社会。
今、現在の生きている時代は、その時代の人にとって
「楽しい」。
苦しくて我慢の時代は、不幸である。
記 ダボ・イトウ