明治天皇が崩御されて、時代は明治から大正に変わった。
1912年7月の事である。
この年の10月28日、僕の母親(千代子)が東京で生まれた。今日である。
当時の地名では、牛込区鶴巻町であったらしい。
平成18年11月2日に亡くなったので、95年の人生だった。
今日、生きていれば105才と言う事になるが、それは「死んだ者の歳を数える」と言う事になるだろう。
ほとんど、明治生まれで、大正、昭和、平成と言う時代を過ごしたので、今のJR山手線を国電とも言わず、省線と言ったり、中華料理を支那料理と言ったりしていた。
でも、死ぬ間際まで魚よりステーキの好きな人であったし、お寺廻りなど嫌いな人で(そのうちに行くからお寺はいいわ)と言って、デパート好きな人であった。
母が亡くなった時の挨拶で、
「明治の気骨、大正のロマン、昭和の忍耐、平成のデジタル」
を体験した人と言った事を、今でも覚えている。
高齢で僕を産んだので、溺愛して育ててくれた。
その結果、今のダボ・イトウが育った。(皆さん、どう理解してくれても結構です。)
僕は非常に母に感謝している。
今からお墓に行って、花を飾ってこよう。
そして近況報告だ。
枯れた花がお墓にあるのが嫌いな人で、飾って2日も経つと直ぐに下ろしに行く人であったので、僕も今日中にはお花を降ろしに行く。
記 ダボ・イトウ
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