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大正元年(西暦1912年) VOL.4 – NO.341

伊藤千代子
(1912.10.28〜2006.11.2)

明治天皇が崩御されて、時代は明治から大正に変わった。

1912年7月の事である。

この年の10月28日、僕の母親(千代子)が東京で生まれた。今日である。

当時の地名では、牛込区鶴巻町であったらしい。

平成18年11月2日に亡くなったので、95年の人生だった。

今日、生きていれば105才と言う事になるが、それは「死んだ者の歳を数える」と言う事になるだろう。

ほとんど、明治生まれで、大正、昭和、平成と言う時代を過ごしたので、今のJR山手線を国電とも言わず、省線と言ったり、中華料理を支那料理と言ったりしていた。

でも、死ぬ間際まで魚よりステーキの好きな人であったし、お寺廻りなど嫌いな人で(そのうちに行くからお寺はいいわ)と言って、デパート好きな人であった。

母が亡くなった時の挨拶で、

「明治の気骨、大正のロマン、昭和の忍耐、平成のデジタル」

を体験した人と言った事を、今でも覚えている。

七五三の祝い

高齢で僕を産んだので、溺愛して育ててくれた。

その結果、今のダボ・イトウが育った。(皆さん、どう理解してくれても結構です。)

僕は非常に母に感謝している。

今からお墓に行って、花を飾ってこよう。

そして近況報告だ。

 

枯れた花がお墓にあるのが嫌いな人で、飾って2日も経つと直ぐに下ろしに行く人であったので、僕も今日中にはお花を降ろしに行く。

 

       記 ダボ・イトウ

 

One thought on “大正元年(西暦1912年) VOL.4 – NO.341

  1. 大変素晴らしい おかぁちゃんだったね、今の 優しいダホ・伊藤さん を 見れば分かりますよ

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