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ストロー VOL.5 – NO.414

近頃は海洋汚染問題がクローズアップされている。

海亀のお腹の中に、鯨や鱈の胃袋の中に、大量のプラスティック(ポリエチレン)袋が残り、又、歯磨き粉や洗顔料の中に含まれるマイクロ(微粒)プラスティックが海を汚している。

この問題を解決しようと、世界が動いている。

世界的に店舗を持っているコーヒーチェーン店もプラスティックストローを紙製に変えると言う話も聞こえてきた。

はたまたパスタをストローがわりにすると言うような企業も出て来た。

プラスティックストロー

紙ストロー
パスタ
麦わら

 

 

その昔、子どもの頃は「麦わら」ストローが薄い紙袋に入れられ、グラスの水滴でグラスに貼り付けて出て来た事を思い出す。

今の社会では、紙袋が濡れていたら嫌な気持ちになる。

人々は利便性と清潔性を求めて、麦わらストローをプラスティックに変えて来たが、又、昔の紙に変えようとする動きがある。

自然に優しくと言っても、食べるパスタをストロー替わりに捨ててしまうのは何かおかしい。

(口をつけたパスタは料理には再利用しないだろう)

時代は、振り出しに戻ったか?双六なら本当のスタートに戻ってしまうが、人間社会はスタートと振り返る中間的位置までしか戻らんだろう。

新聞記事にもバイオ素材への推進と言う様な事が国家レベル、世界レベルで行われると載っていた。

静岡市ではプラスティック規制が行われると言う。

弊社の得意分野はかみ(紙)製で円筒を作り容器「かみ缶®︎」を提供する事だ。

これは本来静岡の特産の緑茶を入れる茶缶を紙で作り、コストとリサイクル簡便性、小ロット対応というキーワードで、経営革新を戴き事業化して来た。

然し乍ら、3.11の東日本震災から緑茶のセシウム問題や、ペットボトルの普及で茶缶の利用度は少なくなり、我が社の製造も菓子類が多くなった。

この菓子類分野ではブラスティック容器が多く使われているので、「かみ缶」の要求は増える!と強い意志で楽観する。

僕の信条「楽観は意志、悲観は感情」だから、前向きな成長産業の振り出しに戻ると思おう。

でも、この意志も年齢とともに変わる。

母子手帳(http://www.daiichi-printing.com/blog/10/5244/)で書いた今月で僕は67才になった。

年齢が強い意志を弱めさせる。

精神年齢ではカバー出来ない。

 

彼の人は若いので、強い意志の持ち主である。

 

 

         記 ダボ・イトウ

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