朝の出勤は4:30頃、家を出る。
会社は自宅から4.5km北に有り、車の運転で12分掛かる。
この間2つの土手の切り通しが有り、この切り通しを越える毎に気温が1℃ずつ下がる。
自宅を出た時、車の外気温が10℃だったが、今期初めて、会社に着いた時、8℃で、10℃を下廻った。
いよいよ、冬将軍の到来と言うべきか?
段々と寒くなるぞ。
近所の蕎麦屋で牡蠣そばが始まった。
このメニューも冬の到来を告げる。
僕は種物そばは食べないが、この牡蠣そばだけは例外だ。
美味しい。
種物を食べない習慣は、父親譲りだ。
父親は始末な人で(ケチとは違う)、
「均、種物そばはもったいないぞ!!」
と、僕が子供の頃から常に言っていた。
父には、常に
「飲み食いはもったいない。高くても良い品の物を買え」
と教えられていた。
僕は、物を買う時は安物を買って、飲食には浪費する。
父の言う事を聞かない、困った息子だ。
唯一、父親が決まって食べていた種物そばは、「茗荷そば」だった。
この蕎麦は5月の頃に始まる。
毎年、首を長くして待っていた。
その父は、平成11年2月19日に亡くなった。
もう15年も経っている。
その父の誕生日は明日、11月15日です。
生きていれば96才になる。
明日は茗荷そばを作って父を想い出そう。
僕を本当に大切にしてくれた。
近頃、父の戦友だった佐藤氏の声を聞いていない。
叔父さんも同じ年だ。
元気でいる事を願っている。
記 ダボ・イトウ