沖縄が揺れている。
翁長知事が辺野古基地への移転阻止の為、埋め立て承認の取消を決めた。
国と沖縄県の対立である。
以前「反省」(http://www.daiichi-printing.com/blog/05/2430/)で書いた様に、沖縄は唯一米軍との戦闘に巻き込まれた本土(この表現は少しおかしいが記した)である。
この時、軍人と市民は一丸となって戦った模様は戦史が伝えているが、全ての日本人が同じ敵に向いて戦っていたが、その中に皮肉にも日本人同志の悲劇が起ったと史実は伝えている。
米軍に対し全力で戦ったのは事実であるが、その為に色々起きた問題をもう一度振り返ってみる必要がある。
このブログは政治的な内容ではありません。
(何時も書いている様に政治と宗教の話は書きません)
沖縄戦で日本軍が南部にまで押し込まれてしまった時、兵士達は洞窟(ガマ)に立て篭って最後まで戦闘を行った。
この時、一般市民も逃避行を余儀なくされ、南部に逃げて、この洞窟に入ろうとした時、又入っても、子供の泣き声が敵に察知されるからと子供を入れなかったり、殺してしまったりした。
同じ日本人同志の戦いになってしまった。
皮肉な事が起る。
この基地問題も、反対する人も沖縄人、推進する人も沖縄人と言う構図に仕立てては歴史を学ばないと言う事になる。
(あまり好きではない中国のスポークスマンの常套句「歴史を直視せよ!」
バリケードを立て反対する人、それを押しのける工事関係者、共に沖縄人である。
諺『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』
記 ダボ・イトウ