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敷島隊

水盃を交わす神風特別攻撃隊
(敷島隊 S19.10.20)

三重の松阪は牛肉で有名だ。

「和田金」のすき焼きは全国に知れ渡っている。

ここの特徴は何と言っても、肉の厚さである。

5mm程のステーキの様な霜降り牛を割り下を使わず(醬油と砂糖、酒で)炭火の上に鉄鍋を載せて仲居さんが料理してくれる。

松阪でもう一つ、全国に知られている事に、江戸時代の国学者、本居宣長の生誕と終焉の地、と言う事だ。

通信手段も脆弱な時代に於いて、一地方である松阪で、三大国学者(賀茂真淵、平田篤胤)と称されるまでの仕事をしている。

人間は何処に居ても、立派な仕事をする事は出来ると、いつも自分の肝に銘じている。

 

11月15日(日)静岡新聞

日本時間 平成27年11月14日午前5:00に、パリで4ヶ所のテロ襲撃が起った。

 

テロを広辞林で調べてみると、

「暴力を用いて世人を恐怖させる主義」

と記してある。

オランド大統領が「フランスは非常事態宣言から戦争状態である」と言っていた事が17日の新聞に載っていた。

戦争と言った事で、もうテロとは呼ばないであろうか?

 

本居宣長像

前述の、古事記を解読した本居宣長の歌

「敷島の大和心を人問わば 朝日に匂う山桜花」

から、名前を取った「敷島隊」。

これは第二次大戦終末期に日本軍が行った、体当たり特攻の第一号、(大和隊と言う説もある)関行男大尉が率いた編隊の名称である。

知覧の特攻基地の資料館に行くと、日本人として、人命を賭して戦った英霊に対して涙が出る。

 

イスラムを信じて人命を捨てて若者が死んだ。

イスラムを信じる人達からみると、日本人が英霊に対し敬意を表すると同じであろう。

単に、暴力テロと言って非難だけすることは簡単であるが、少し考えさせられる。

いつの時代も若者が命を捨てる最前線に居る事だけは事実である。

お互いに理解出来る時代は来るのであろうか?

それとも、人間と言う生き物は常にこの様な事を行う宿命なのか?

 

 

       記 ダボ・イトウ

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