9月28日付のこのブログ欄で「突然」と言うタイトルで、ヤマハリゾートつま恋の 閉園の話を書いた。(http://www.daiichi-printing.com/blog/09/3527/ )
先週の金曜日、入会金の精算手続が終了したとのハガキが届いた。
一通の完了報告で「つま恋」との精算が終る。
記念に取っておいたこのカードも要らなくなった。
僕が結婚する前に入会したのだから、既に40年弱の関係が、一枚のハガキで精算される。
入会して温水プールに足繁く通った。
高校時代のバスケット部の同級生T田氏と、近所の友達Kちゃんとも、何回か行った。
子供が小さい時は、父親と母親も元気であったので、家族6人でよくサービス券を使って泊りに行った。
満水亭で爆発事故が起った翌日に、本当は泊る予定であったが、一日違いで助かったことや、「SMC」の食堂で今では名前を知っている「ドリア」と言う食事を初めて食べた感激とか?色々な思いも全て一枚のハガキで精算され、消え失せてしまった。
施設や会員権は精算されてしまったが、懐かしい想い出は僕の心に残っている。
そこには精算出来ない素晴らしい想い出と感動が心に刻まれている。
時の流れは恐ろしい。
あれほど立派な設備も、森の中で精算されて忘れ去られるだろう。
もう30年以上前に井川で釣りをしていた時、赤石ダムを作っていた。
中ノ宿に大きな、山奥に似合わない生コンプラントが出来ていた。
赤石ダム完成後、施設は撤去され、数年も経ったら樹木に覆われ、断片もなく自然の中に消え失せた。
「突然」の時も書いたが、時の流れは恐ろしい。
一説によると、「つま恋」の地価を計算すると、広さから750億を超えると言われる。
(敷地面積は1,400,000㎡だそうだ。(約43万坪))
この広大な施設は売却先によって再開されるのであろうか?
それとも中ノ宿のプラントの様に消え失せてしまうのだろうか。
今の処情報は無い。
モノは消えても、あの中ノ宿のあの大物が常に釣れるポイントは最高で、今でも心に残って失せることは無い。
本物の感動とはそう言うものです。
記 ダボ・イトウ