「魔の月末金曜日」これはブラックフライデーで贈答(プレゼント)を買うことの恐ろしさではない。
今年の2月27日に同じタイトルでブログを書いた。「本末転倒 VOL.9 – NO.604」(https://www.daiichi-printing.com/blog/02/10393/)
この時の話は上記URLをクリックしていただければ、リンクが張って(貼って?)ありますので読んでください。
その時と同じ事が先月の給料の支払時に起きた。前に書いた様に、25日締めの月末支払なので、今月の26日(土)に計算すると、11月26日(土)・27日(日)は銀行が休日の為、28日の月曜日にならないとデータ送信できない。これだと3営業日が銀行で送金(振込)に必要なので、12月1日になってしまう。仕方ないので、25日の日付に給与計算のソフトの処理設定を変更して、25日にデータを送信して(これが結構面倒)何とか月末30日に支払うことができた。
前回2月の時と同じ問題提起が有ったので、このブログは同じタイトルになった。
でも今回はタイトルは同じですが、内容がチト違う。静岡県中小企業者等物価高騰緊急対策事業費補助金の受付が11月28日に開始された。この対策要領10月中旬に告知があって用意をしておいた。この時の応募要領では、様式ⅠとかⅡとか?仕様が出ていたので、それでそのスタイルで用意をしておいた。その後、ネット申請ということで事前登録(マイページ登録)も済ませておいた。応募開始フォームは11月28日より開設だ!!。
申請は最初に出ていた様式Ⅰ・Ⅱとかとは変わっていて、電子申請スタイルだ。やはりデジタル化の波は全てこの様なスタイルに変わっている。「もの補・再構築」なども同じである。(Gビズ申請)
この物価高騰対策補助金の話はTVニュースでも流れていたので、皆さんも承知の事と思いますが、この申請サイトに不具合が生じて(他社の申請内容が漏れてしまう)急遽サイト閉鎖となってしまった。
8億円の予算規模であっと言う間に10億円を超えてしまって、サイトの不具合も重なり、再度抽選や2次募集の話が出ている。紙申請の郵送なら手間がかかるし、処理にも時間がかかるからデジタル化は当然だ。しかしこれで問題が起こっては本末転倒(第2弾)となってしまった。僕等は印刷業者として仕事をしているので、紙媒体の縮小は辛いが、時代の流れで仕方ない。これを嫌っている訳ではない。
(※ 先着順の採択は、事業内容に関係ないのか・・・?)
先日、取引銀行さんが電債ネットの説明に来てくれた。今まで2,100円だった手形帳が、来年から11000円になるので、もう手形の時代ではない。確かに印鑑を打って郵送したり、手渡しするのは時代に合わない。
話を色々聞いた処、銀行さん全取引先の3割がネットバンキングだそうだ。そしてそのネットバンキングを行っている会社の3割が電債ネットを利用しているとの話であった。これを考えてみると(100 × 0.3 × 0.3)1割しか未だ浸透していない。遅かれ早かれ100%にすぐになるだろう。
今回はその話ではなくて、手形帳は一冊50枚仕立だ。1枚に換算すると値上げ後は、200円の経費となる(手間代は別)。電債手数料は1件あたり400円という話で、手形の倍かかる。最初安くして、そのうち利用者が増えてから値上した方が、利用度が早く高まると思うが・・・。
簡単になって(銀行さんが)利用者の負担増とは何とも言い難い。・・・本末転倒
それなので、電債ネット切替は久く、お預けと決めた。
本末転倒と言うタイトルは、こちら側の理論で、銀行様の立場からみると「ゾンビ企業」というタイトルになるかも。
記 ダボ・イトウ