中国で昔らから行われている大小賭博(タイショウ)は簡単である。3個のサイコロの出数の合計4~10を[小]、11~17[大]
(※ ゾロ目は別区分となる。1×3=3、6×3=18は別枠)
賭け方は色々あって倍率は変わるが、単純な勝負は[大]か?[小]?、[奇数]か?[偶数]か?で倍率は2倍と言うことになる。
[大]が[小]より強い。でも[小]が[大]より弱い訳でもない。
[大]が[小]を飲むという(企業買収など)ことが普通と思われるが、逆もあるのである。[小]が[大]を飲むことも多々ある。
3週間ほど前、新聞記事で焼津漁協「カツオ」事件の第3ルートの摘発記事が載っていた。
窃盗金額としては、第1,第2ルートを上回り、報道によると第2ルートの窃盗罪での起訴は10.7tといわれているが、第3ルートでは約10,000tだそうだ。実に計算すると900倍以上である。第2ルートでの裁判判決が決定している。判決で執行猶予付の有罪が確定したが(一審)大小(900倍)で量刑が決定されると終身刑となってしまうが、どんな判決になるだろう。
大乗仏教は、全ての人に対する救済を考え、小乗仏教は出家者が先に救済されてとの考えだと聞いているが、後先の話で大小の量的な事ではない。「先富論」が格差を埋められたかというと、理想通りに進まないのが人間の社会である。
「焼津の鰹は細る。枕崎の鰹は太る。」とは、今は鰹船の乗組員になったA氏がいみじくも言った。「以前から言われていることだよ」と業界では承知の事であった。
東京五輪の贈収賄事件で、電通とかKADKAWA,Aokiの最初の金額は数千万単位の話で始まったが[大]、後々ぬいぐるみで数百万単位[小]まで変わって来ている。何だか反対の様な気がするが・・・。何回も再逮捕されT容疑者は釈放が許されていない。
※ 人質司法と言われても仕方ない。
記 ダボ・イトウ