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流行(はやり)

今年も早いもので、残す処、2週間になってしまった。

年末になると毎度、今年流行った品とか、言葉とか、音楽の話題になる。

芸能に関しては、あまりTV等を見ないので、(深夜のWi-Fiで繋いだ特殊な世界は別)

「ダメよ、ダメ、ダメ」

とか流行ったと言われても、何の事か解らない。

 

先週末、次女と「立ち食いステーキ」の店が出来たと聞いたので、待ち合わせをして食べに行った。

静岡市の呉服町のスクランブル交差点に有ると言うので、パルコで待ち合わせをした。

その時、クリスマスを祝う?電飾が輝いていた。

この次女が3才ぐらいの時だと思うので、もう25年以上前、我が家でも電灯を点滅させた事が有る。

その当時は、未だ飾り付ける家も少なく、今考えるとほんの少しの飾り付けでも人が見に来た。

あれから25年。

色々な処で電飾が出来、青葉シンボルロードの電飾も見事だ。

何でも流行がある。

 

先日、久寿餅(http://www.daiichi-printing.com/blog/12/2108/)と言うブログを書いたが、その時、母の言った流行と言う話を想い出した。

その時、母親は、指にヒスイの指輪をしていたが、

「このヒスイは母親の形見で、大きなヒスイだったが、終戦後の流行で細く削ってしまって残念な事をした」

と言った記憶が甦った。

母親は、

「その当時はスリムな形が流行ったのよ。

でも、今考えると、削ったのはもったいなかった。」

と言った。

何でも流行は一時的なものだ。

 

来年は何が流行るのだろうか?

会社もアンテナを高くして、売れる品、お客様の要望を、仕事に反映していきたい。

 

母が亡くなって8年。

あの削ってしまったヒスイの指輪はどこにいってしまっただろうか?

 今となっては解らない。

時代を越えて誰かの指を飾っているであろう。

 

30年前に作ったセンサー付きで声が録音できる等身大ディスプレイはまだ本通の倉庫の中に有る。

我が家のクリスマスパーティーを開いた時、玄関に置いて、来客者は皆、驚いたが、これは流行らず売れなかった。

 

       記 ダボ・イトウ

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