毎年、この時期になると、来年度の国家予算案が発表される。
先日も来年度予算案、97兆8千億程度で閣議決定されると言う様な報道が成されていた。
何だかんだと言っても、予算規模は年々増大してゆく。
予算が大きくなる事は良い事だ。
決して悪いとは言わない。
但し、身の丈に応じた予算を組む事は大事だ。
バブル崩壊後は、失われた30年と言われている。
バブル崩壊の時点の判断は色々とあるが、日経平均株価が最高値を付けた38,915円は、1989年の大納会の事であったので、翌年の1989年(平成元年)は予算のピークと考えて良いだろう。
一寸調べてみたら、平成2年の国家予算の規模は、69兆円余り、平成7年は76兆円、平成12年は89兆円、平成22年で95兆円程度であった。
(経済学士であって、同級生の、伊藤元重氏の様に経済博士でないので、細かい経済の話ではないので、間違っていたらご容赦ください。)
実に、この30年余りで、予算規模は4割以上拡大した。
このことの是非(http://www.daiichi-printing.com/blog/12/4538/)
を書いている訳ではない。
そのブログの書き出しは「大本営発表」の臨時ニュースから話は始まった。
先の大戦で300万人と言われる国民の死が、有ったと言われる。
8500万人程度だった当時の、3.5%程の人が犠牲となった。
(これを40人の学校のクラスの教室で考えた時、すべての教室からも1.5人の死者が出たと言うことになるから、ものすごい事である)
この対戦中、ガダルカナル島では、20,000人以上の人が戦いと飢えで死に、フィリピンルソン決戦では、20万人以上の将兵が死んだ。
もう少し早い決断が出来なかっただろうか?
そのうち勝つ、勝つ、と思った指導者の作戦は、全滅しないと終わらないし、日本全土が焦土とならないと戦争は終わらなかった。
すべて、行き着く処まで行かないと終わらない。
人は、どんな偉い指導者も自分では変えられないし、外圧がないと、変えられないのである。
日本の予算も行き着く処まで(ハイパーインフレ・ディフォルト)増大するだろう。
僕も自分では節制出来なかったお酒も、外圧(病気)でしか止められなかった。
人間は弱い者である。
彼の人は強い!
記 ダボ・イトウ